絵手紙ラボ・年賀状〜暑中見舞いまで。色々な道具で手書きを楽しもう!

倉敷美観地区・大原美術館

展覧会/旅行記

2013.11.05

最終日は倉敷です。
(写真が40枚近くあります。読み込みに時間がかかるかもしれません。)

9:00
ホテル近くのカフェでモーニング。ソファとテレビ、アートな雑誌などが置いてあって、素敵なくつろぎ空間。
ご夫婦?でされていて、笑顔とかんじのいい接客で朝から癒されます。
スタートは順調。

9:30
美観地区へ向けて歩きます。駅から10分くらいかな?徒歩圏内です。
途中で朝市をやっているから寄っていくように誘われます。
ついていくと、小さいスペースで串ものとか売ってます。

オリーブを試食。
普段なら買わされる!と思って断りますが、今日は一人なので少しでも他人と関わりたい気分‥

10:00
美観地区に入るとモダンな生け花が家先、電信柱などに飾られています。
それも一つや二つじゃない!なんて粋な出迎えなんだ‥さすが美観地区‥


私が行った日は「倉敷屏風祭」をやっていました。
代々伝わる屏風(借りてきている家もある)を家宝や生け花とコーディネートして、自宅や店舗の一部を解放して観光客をおもてなししてくれました。
これ、ボランティアでやっているそうです。
25軒程?あるのですが、その多くのコーディネートの完成度の高さに驚きます。
プロデューサーがいるのだと思っていました。
「おじゃまします」と声をかけて入っていきます。
最初の方はわからなかったので無断で入っていました。
ほんとに失礼しました。
家主さんがいて、説明してくれたりします。
店舗入り口に!この配置のセンス!!
街角の生け花。立体的で、ほんとにかっこいい。
ある家主さんは
「こうやって年に一度皆さんが来てくれて嬉しい。普段は来客なんてない家ですから‥」
なんておっしゃってくれました。
なんてやさしい‥
こんな見ず知らずの者がずかずかと家に上がり込んでるというのに‥
「町家カフェ」や「町家店舗」は行ったことがありますが、実際に人が住んでいる町家に、一度に20軒程入れるチャンスなんてあまりないので、ほんとにラッキーでした。

小池邦夫絵手紙館。外せませんよね。
手前側は民芸品や絵手紙道具などが売っていました。

さて、メインの大原美術館!

本館、分館、工芸・東洋館、児島虎次郎記念館に特別公開していた有隣荘の5つに入れる入館券を購入しました。
美術館にロッカーはありませんが、チケット売り場横にクロークがあり、荷物を預かってくれます。
身軽になってスタート!
最近の私は現代アートブームなので、ルチオ・フォンタナの「空間概念 期待」と、ジャン・フォートリエの「人質」を見なくてはなりません。
絵手紙での有名どころでは、棟方志功、熊谷守一、松本竣介などの有名作品があります。
一般的にはエル・グレコ作品で有名です。

大原美術館は、本館、分館、工芸・東洋館と「新渓園」(休憩所?お庭が見事だった‥)が一つの敷地内にあり、児島虎次郎記念館は少し離れた所にあります。
(徒歩圏内)チケットは各建物の中で見せるので、敷地から外に出て、他の事をしてからまた続きを見る、ということもできてしまいます。
逆に、チケットを持っていなくても、敷地の庭やミュージアムショップには入れてしまいます。なんて自由なんだ‥
新渓園からみたお庭

私は二つ見てから、昼ご飯を食べに外へ出て、その後スケッチや屏風祭を見つつ児島虎次郎記念館へ行くという、なんともフリーダムな感じで見てまわりました。
でもこのゆるい感じがいいです。
「美術館」という閉じ込められた環境で観覧者に迫ってくる絵画作品を相手に、長時間は対峙するのは精神的にもキツいです。
適度に息を抜きつつ、美しい庭、白壁の町家を眺めながら、重厚で構成のしっかりとした堅く強い作品を見る。
ほんとに贅沢な時間が過ごせました。
川と木々の緑、空の青、雲と壁の白、瓦の黒、店先の鮮やかな生け花‥

道中も魅力な店舗、カフェだらけ!いちいちオシャレ‥♡

この環境は本当に創作意欲が掻き立てられます。

倉敷は私の中で移住したい都市ナンバーワンになりました。

この旅で絵はがき何枚買っただろう‥

五味太郎さんの絵、パッケージもかわいすぎる!
和紙を見つけたら買わずにはいられない。
(でも実際はもったいなくてなかなか使えない。)

17:30
雨が降ってきたので駅前に移動。
スタバで軽く腹ごしらえをしながらブログ更新。

20:30
夜行バスに乗り込み、東京へ向けて出発。
ほんとに充実した旅でした。

大原美術館

美術館URL»


倉敷屏風祭

美術館URL»


小池邦夫絵手紙館

美術館URL»


※絵手紙館の記述を見つけられませんでした。閉館でしょうか…?


出費(概算)
大原美術館・有隣荘(特別公開) セット入館料 1800円 
小池邦夫絵手紙館 300円
倉敷ー東京 夜行バス 6000円

モーニングセット 500円
油そば(お昼)800円位
スタバ(夜)800円位

絵はがき×8 800円位
ミニフレーム 1000円
きびだんご ×4 1400円位
和紙×2 400円位
筆置き 350円位

計 約13,350円

旅の費用合計 約117,300円(一日目の大阪での交通費、ホテル代を含む)
(2013.10.13~10.20 7泊8日 内車中1泊、友人宅2泊)